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イギリスの陶磁メーカーであるミントンは、銅版転写の彫刻師だったトーマス・ミントンによって1793年に創業されました。2代目ハーバート・ミントンの代になると、作品の質の向上に努め、1851年のロンドン万博に出品した作品はヴィクトリア女王より「世界でもっとも美しいボーンチャイナ」と賞賛されました。 1856年から王室御用達となります。 
ミントンは豪華に金彩を施した食器を数々生み出し、純金を盛り上げた「レイズド・ゴールド」のテーブルウェアシリーズは19世紀後半の最も豪華で高価な作品として知られています。
戦後になるとミントンは、より多くの人々に手に入れやすい価格で美しい食器を提供しようと、金彩を施したシリーズから一変させ、1948年、デザイナーのジョン・ワズワースがイギリスの古城ハドンホールの壁画と壁に掛けられていたタペストリーの絵柄を模した「ハドンホール」を発表しました。
カーネーションなどさまざまな花をオリエント風に描いたそのデザインは大衆的な人気を得て、ミントンの定番となります。
また、「ハドンホール」と同時期にデザインされつつも、採用とならなかった「ハドンホールブルー」が1993年に発表され、以後「ハドンホール」と並ぶベストセラーとなっています。

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