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マイセンはヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだした、名実ともに西洋白磁の頂点に君臨するドイツの名窯です。
17世紀ごろの西洋社会では、東洋からもたらされた白磁は憧れの芸術品であり各国が競ってその製造開発に乗り出していました。
窯の始まりは、ザクセン王国のアウグスト二世が錬金術師のフリードリッヒ・ベットガーに磁器の研究を命じたことに始まります。
ベットガーは1709年、3年かかってヨーロッパで初めて硬質の磁器の焼成に成功しました。1710年には、マイセン地方を見下ろすアルブレヒツブルク城内に王立マイセン磁器製作所が建設され、各地から絵師などを招き本格的に磁器の生産を開始しました。
アルブレヒツブルク城は城という性格上、磁器の制作には不向きだったので1865年に城の麓のトリービッシュタールに工場が移転し、今日に至っています。
定番の品としては東洋磁器に描かれていたアザミをタマネギと誤認したことで生まれた草創期からの図案「ブルーオニオン」、中国食器に描かれていた龍のモチーフをもとにした、 絵付けとしては初期に確立した 「ドラゴン」、19世紀に生まれた、中心から対照的に広がるインド文様が特徴的な「インドの華」などがあります。


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